導入事例
南大高整形外科リハビリクリニック 様

院内だけでなく自宅からもPACSにアクセス。タブレット活用で洗練された無駄のないシステムに。

オンプレミス

クラウド

リハビリ室からクラウド型PACSへのアクセスも、自宅から見直し・予習も可能。クラウド製品やタブレットを活用する、南大高整形外科リハビリクリニック。洗練された無駄のないシステムに、SonicDICOMが採用されました。

更なる病診連携を目指して開業

整形外科医としてずっと病院で働いてきましたが、病院だけでは治療は完結しないんです。地域のクリニックと病院は病診連携で治療を行いますが、もっと連携が上手くできるクリニックがあったら、患者さんに喜ばれるのではないかと。
緑区は名古屋でも一番人口が多い地区ですが、入院手術が可能な病院は少なく、名古屋市中心部の病院で治療を受ける患者が多くいます。病診連携がスムーズに行うことができるクリニックを必要とする患者さんが多くいると考え、このエリアでの開業を決めました。

『結果を出すリハビリ』を実践

例えば手術した場合、入院中はリハビリをやってもらえるのに、退院した途端に自主訓練となるケースも多いです。入院中にやるようなリハビリを外来でもやろうと、当院ではリハビリテーションにも力を入れています。
理学療法士が中心となって、マンツーマンで運動器リハリハビリテーションを、患者さんの状態に合わせて実施しています。

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クラウドを活用した、医療の質の向上
クラウド型のPACSや電子カルテ、iPadが10台ほどネットワークで繋がっていて、全てのスタッフがアクセスできるようにしています。普通のクリニックではレントゲンを見るのは診察室だけというケースも多いですが、理学療法士から「レントゲンを見ながら徒手的理学療法を実施したい」という声も多いんです。クラウド型PACSならiPadでレントゲンを見て、患者さんの状態を理解した上で、質の高い医療サービスが実施できます。
Mac環境とも親和性の高いSonicDICOM

PACSも電子カルテもクラウドで、Macベースのシステムを構築しています。普通はレントゲン用端末や電子カルテ用端末、周辺機器の配線も大変ですよね。当院はクラウド中心にシステムを構築しており、机の下には何もなくすっきりとした状態です。
診察室のPC1台はバックアップ用としてオンプレミス型PACSを稼働させており、診療でメインで使用する端末はMacを使用しています、Macにはデーターベースソフトを搭載し、予約機能、リハカルテ機能を備え、予約表からカルテ・画像データまで全て紐づけました。受付もモニターとキーボードだけですっきりしています。 PACSを選ぶ際に考慮する点は、機能面だけではなく、専用端末の購入や保守契約の煩わしさも念頭にあると思います。ブラウザベースのSonicDICOMなら制約が無いので、iPadやMacでも快適に利用できますよ。

SonicDICOMを知ったきっかけは?

医療機器の展示会で、クラウド型PACSの存在は知っていました。僕の場合はインターネットで情報収集して、SonicDICOMを知って、直接メールで問い合わせました。
クラウド型PACSも様々ですよね。循環器系に強いメーカーさんとか、整形外科向きのインターフェイスではない製品もあります。データの保管場所がクラウドにあるだけで、閲覧できる端末が1台だけとか。値段が高いメーカーとか。利便性や価格といった様々な面で、SonicDICOMと同じような製品は他に見当たらなかったんです。

クラウド型PACSならリモートワークも可能
クラウド型の利点は、iPadがあればどこでもカルテやレントゲンを見られること。家に帰ってから「明日はどんな患者さん来るのかな」と予習もできます。クリニックじゃないと出来なかったことが、リモートで出来るようになったのは大きな利点ですよね。 例えば、病院でMRIを撮ってきた患者さんが来院するとなると、事前にMRIを見て、どのように説明するかを事前にイメージできる。当日に診療室で見る時間が短縮できます。そういった面で重宝しています。
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シンプルで過不足のないインターフェイス

大きな病院だと自分用に設定をカスタマイズできなかったり、他の人が設定を変えてしまって扱いづらくなったりすることも。製品自体もいろんな要望が入って機能が複雑になったり、操作が重くなったり、意図しない動きをして煩わしいこともあります(笑)
SonicDICOMの操作性は非常に良い方だと思うし、シンプルで感覚的で、特別な説明を受けなくても分かります。アイコンの下に平仮名やカタカナで書いてありますし、整形外科医が標準的に使えるインターフェイスですね。

使いやすいように個別カスタマイズも可能
SonicDICOMはデフォルトの設定で整形外科が自然に使用できますが、iPadだとスクロールの動作がしづらいので、スクロールを使用しなくても画像が選択できるようにサムネールを選択すると、シリーズ画像の4枚を4分割表示するようにしました。単純レントゲンは1部位にだいたい4方向以下しか撮影しないので、最初に4つの画像が表示されれば問題なく目的の画像に到達します。CT,MRIはデフォルトの開き方で問題なく使用できています。
これからのSonicDICOMの課題は何でしょうか?

あまり思いつかないですね。整形外科医はシャーカステンにかけて見比べるようなシンプルな操作が多いので、多機能をあまり求めていません。やたら多機能でボタンがありすぎたり、どんどん機能が増えて重くなったり、あれもこれもと増えても迷惑な話かもしれません(笑)
僕はスクリーンショットを撮って対応しているけど、所見を切り抜いて電子カルテに簡単に貼れると良いかもしれません。アナログで出来たことをデジタルでも。紙カルテの時代と同じ感覚で操作できたら良いなと思います。
これまでは機械に合わせて人間が仕事しなくてはならないものが多かったけど、これからは人に合わせて、人が使いやすいように、医療機器の更なる成熟を期待しています。

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南大高整形外科リハビリクリニック

               
住所 名古屋市緑区森の里一丁目302番
URL https://minami-odaka-seikei.com/
TEL 052-625-3730
取材日 2020年11月
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